自虐という傲慢

いまごろ思い出したのだが、僕はなるべく自虐をしないことにしていたのだった。
なぜなら自虐ってのはだめな自分をアピールし、そのだめな自分が周囲に受け入れられることを確認する承認欲求の発散にほかならないからだ。
本当に自分がクソでゴミでダメだと思っていたら、他人様に迷惑をかけぬようそのことを自分の心のなかだけに抱え込んだうえで毎日一人で泣き続けて人知れず天へと召されねばならぬ。
その自虐禁止の縛りを解いたのはどういうことか?それは僕が他者への迷惑を顧みないほど傲慢になったということにほかならない。
騙されるな。こいつは人畜無害な羊ではない。お前たちから感情的搾取を試みている獰猛な肉食獣だ。
このような獣は適度に距離をとって監視を続けるに限る。触れるべきではないのだ。突然に噛み付かれて得体のしれない病を伝染されないとも限らぬ。
首輪をつける試みすらも危険といえるのが厄介なところだ。ああ書くの飽きた。ーーここまでかいたーー